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#7 和モダンな工芸品のススメ〈4月〉

— 墨の余白が映える、hakujiの器 —

春は、新しい暮らしが始まる季節。
食器を買い揃えたり、大切な人へ贈り物を選んだりと、
“器”に目を向ける機会も増えてきます。

今回ご紹介するのは、SUMIGA(墨画)アーティスト・緒方環さんがプロデュースする
白磁のテーブルウェア「hakuji」シリーズです。


白い艶やかな磁器の上に広がる、墨の濃淡。

一見すると手描きのように見えるその表現は、
筆の揺らぎやにじみまで丁寧に再現されています。

余白の取り方や、ふわりとした配置。
その軽やかさが、器そのものに“空気”を生み、
料理を引き立てながらも、しっかりと存在感を持たせてくれます。

この器は、愛知県・瀬戸の窯元で、
熟練の職人によって一つひとつ仕上げられています。

手に取ると驚くほど軽やかで、
それでいて電子レンジや食洗機にも対応。

繊細な見た目とは裏腹に、
日常の中で気兼ねなく使える強さを備えています。

このシリーズの大きな特徴のひとつが、
イングレーズ(釉中彩)技法による絵付けです。


▲左から 小付「葉」税込¥2,750、豆皿「松葉」税込¥1,650、中皿「テッセン」¥2,750

これは、絵柄を釉薬の中に溶け込ませるように焼き付ける技法で、
表面に乗せる装飾とは異なり、器と一体化するのが特徴です。

高温焼成によって顔料が釉薬層に融合し、
摩耗や洗浄による劣化が起こりにくく、
長く美しい状態を保つことができます。

一般的に、表面に施した絵付けは食洗機での洗浄によって劣化しやすいのに対し、 
この技法は業務用食器にも採用されるほど耐久性に優れています。

つまり、
「繊細に見えて、実はとてもタフ」

このギャップこそが、この器の大きな魅力です。

墨一色の表現と白磁の組み合わせは、
料理の色を邪魔せず、むしろ引き立てます。

お肉やサラダ、和洋問わず、
どんな料理も自然に受け入れる懐の深さ。

選び方によって、テーブルの印象が変わるのも楽しみのひとつです。

専用のギフトボックスもあり、
春の贈り物にもぴったり。

価格帯も手に取りやすく、
初めての工芸品としてもおすすめです。

一見すると女性的な印象もありますが、
男性のお客様にも選ばれることが多く、
幅広い方に支持されているシリーズです。

DIRECTOR’S POINT

この器の一番の魅力は、
“軽やかさと強さが同時にあること”だと思っています。

見た目はとても繊細で、
どちらかというと扱いに気を使いそうに見えるのですが、
実際には食洗機も使えて、日常使いができる。

このギャップに、最初は少し驚きました。

さらに、墨の余白があることで、
料理を盛ったときに自然と美しく見えるんです。

頑張って盛り付けなくても、
器が整えてくれるような感覚。

毎日の食卓にすっと馴染みながら、
少しだけ気分を上げてくれる器です。

和モダンでは、
豆皿から大皿、カップまで幅広くご用意していますので、
ぜひ組み合わせてお楽しみいただければと思います。

 

— 新生活に、やわらかな灯りを。伝統と、いまの暮らしのあいだ

新生活に向けて、インテリアを見直す方も多いこの季節。
家具や器と同じくらい、実は大切だと感じているのが「灯り」です。

今回ご紹介したいのは、提灯の技術から生まれた照明
DI CLASSE「bobori portable lamp」。


▲店頭販売価格 税込¥29,700

ころんとした繭玉のような形がとても可愛らしく、
テーブルにひとつ置くだけで、空間の雰囲気がふっとやわらぎます。

この照明は、150年以上の歴史を持つ提灯づくりの老舗、
鈴木茂平商店とコラボレーションしてつくられたもの。

昔ながらの製法を大切にしながら、
現代の暮らしに合うかたちへとアップデートされています。

充電式でコードレス、
しかもType-Cで手軽に充電できるので、
場所を選ばず使えるのも嬉しいポイントです。

明るさも段階的に調整できるので、
その日の気分や過ごし方に合わせて灯りを変えられます。

DIRECTOR’S POINT

私は以前、家でもずっと明るい照明の中で過ごしていました。

でも、睡眠について学ぶ機会があり、
思い切って自宅の灯りを間接照明中心に変えてみたんです。

そうすると、不思議と夜の過ごし方が変わってきて。

食後に少し灯りを落として、
この照明をテーブルに置いて、
本を読んだり、お香を焚いたり。

そんな時間を過ごすようになりました。

日本では、どうしても明るい照明の中で過ごすことが多いですが、
やわらかな灯りに変えるだけで、
体も心も少しずつ“休む準備”に入っていきます。

このboboriのような灯りは、
ただの照明ではなく、
暮らしのリズムを整えてくれる存在かもしれません。

テーブルの上に、ひとつ。
それだけで、いつもの時間が少しだけ豊かになる。
そんな灯りを、この春からの暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。


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