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#27 和モダンな工芸品のススメ〈10月〉× お茶

まずは一服、自宅で気軽に楽しんでみませんか

最近、和モダンN6北円山では
お抹茶や茶筅などの道具をお求めくださる方が少しずつ増えてきました。

店内のお茶会体験で実際に味わい、
「自宅でも飲んでみたい」とお抹茶を購入される方。
茶筅や茶筅立ても一緒に揃え、ご自宅でお茶を点ててみようとされる方。

お抹茶を飲む時間が、特別な場所だけのものではなく、
皆さまの普段の暮らしへ少しずつ広がっていることをうれしく感じています。

 

京都から届き、北海道で熟成するお茶

和モダンのお抹茶体験でお出ししているのは、
札幌の日本茶専門店「玉翠園」のお抹茶です。

和モダンのお抹茶体験でお出ししているのは、
札幌のお茶屋「玉翠園」のお抹茶です。

京都・宇治から届いた茶葉を、北海道の環境を生かしてじっくり熟成させています。

北海道の冷涼な気候は、お茶の長期熟成に向いているのだそうです。
一定の温度と湿度を保ちながら、短いものでも一年半以上、ゆっくりと寝かせます。

最初に聞いたときは、「北海道で、そんなことができるんだ」と驚きました。
北海道に暮らす者として、少し誇らしい気持ちにもなります。

 

豊平峡のトンネルで、じっくりと

お茶を熟成させている場所の一つが、豊平峡にある「リムトンネル」です。

国土交通省が管轄する場所のため、誰でも自由に入れるところではありません。
玉翠園の方々も、車両の台数や入る人数を事前に伝え、その都度許可を得て入るのだそうです。

温度や湿度などの条件が整った厳重な環境で、長い時間をかけてお茶を熟成させる。
その試みは、国土交通省から声がかかり、実験として始まったと伺いました。

「北海道では難しい」と思われていたことを、
京都で学んだお茶や熟成の技術と、北海道ならではの環境を掛け合わせて実現する。

玉翠園だけでなく、多くの方の力がつながり、今のお茶が生まれているのだと思います。

 

苦味は穏やかに、風味はしっかりと

このお抹茶は、苦味が比較的穏やかです。

だからといって味が軽いわけではなく、
口に含むと、お抹茶らしい香りと風味がふわっと広がります。

しっかりとした味わいがありながら、飲み終わったあとは、どこかほっとする。

お抹茶にあまり親しみのない方にも、比較的召し上がっていただきやすい味だと思います。

和モダンのお抹茶体験では、海外からのお客様にも大変好評です。
体験後に気に入り、そのままお抹茶を購入してくださる方も多くいらっしゃいます。

最近は、お抹茶だけではなく、茶筅などの道具も一緒にお求めいただけるようになりました。

 

最初の一本を、お気軽に

現在、和モダンでは、穂先の数が異なる二種類の茶筅をお取り扱いしています。

一つは「数穂」。
薄茶を点てるのはもちろん、種類によっては濃茶にも使える数穂。
穂先に適度なコシがあり、さまざまなお茶の楽しみ方に寄り添ってくれる、いわば“万能さん”です。

初めて抹茶を点てる方にも扱いやすく、ご自宅で気軽にお茶を楽しみたい方にもおすすめです。

もう一つは「八十本立」。
穂先が細くしなやかで、きめ細かな泡をつくりやすいのが特徴です。
初めてお抹茶を点てる方はもちろん、日本のお茶文化に初めて触れる海外の方にもおすすめです。

とはいえ、どちらかが上級者専用というわけではありません。
どちらも初めての方にお使いいただける茶筅ですので、お好みや楽しみ方に合わせてお選びください。

迷ったときには、店頭で気軽にご相談ください。

 

茶筅と一緒に揃えたい「癖直し」

茶筅を購入するときに、ぜひ一緒に揃えていただきたいのが、茶筅立てです。

正式には「癖直し」とも呼ばれます。

お抹茶を点てたあとの茶筅は、水分を含んで穂先が広がったり、
形が崩れたりしやすくなります。
使用後に洗った茶筅を癖直しへかぶせておくことで、
穂先の形を整えながら乾かすことができます。

茶筅のためだけにつくられた、あの独特な形。

あらためて眺めてみると、とても専門性の高い道具ですよね。
陶器で、なぜこの形になったのだろう。
いつ頃から使われるようになったのだろう。
私たちも話しているうちに、次々と疑問が湧いてきました。

普段、当たり前のように使われている道具にも、一つひとつ形の理由があります。

工芸や茶道具の面白さは、こうした何気ない疑問から
少しずつ世界が広がっていくところにもあるのだと思います。


DIRECTOR’S POINT

お抹茶は、お客様をお迎えするときだけのものではありません。

仕事や家事の合間に少し手を止め、自分のためにお茶を点てる。
茶筅を動かし、お抹茶の香りを感じ、ゆっくりと味わう。

その数分間が、忙しい一日の中で気持ちを切り替える時間になります。

決まりごとをすべて覚えてから始めなくても大丈夫です。
まずはおいしいお抹茶と、茶碗、茶筅があれば始められます。

まだご自宅で点てたことがない方は、
ぜひ和モダンのお茶会体験で、味や道具に触れてみてください。



♦︎ 和モダンN6北円山 和文化体験の詳細 - Website


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