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#11 北海道の“ものづくり”に、もっと目を向けていきたい

最近、私自身が少しずつ取り組んでいることがあります。

それが、
北海道で活動されている作家さんたちとのつながりを作っていくこと。

和モダンN6北円山ではこれまで、国指定・地域指定の工芸品をはじめ
日本全国各地の伝統を受け継ぐ仕事をご紹介してきました。

もちろん、それは今も変わらず大切にしている軸です。

でも、いろいろな職人さんや作家さんとお会いしていく中で、
ふと頭の中に「?」が浮かぶ瞬間があったんです。

北海道って、「歴史が浅い土地」と言われることも多いですよね。
だからなのか、“ものづくり”のイメージが、あまり前に出てこない印象がありました。

でも実際に探してみると、驚くほどたくさんの作家さんたちが活動されているんです。

札幌で一人で包丁を作っている職人さん。
ガラス作家さん。
錫の器を制作されている方。
陶芸の器を作っている方。

本当にいろんな方が北海道各地にいらっしゃって。

「全国ばかりを見ていて、地元のものづくりをちゃんと見られていなかったかもしれないな」

そんなふうに感じたのがきっかけでした。


江別で出会った、ガラス作家・柿崎均さん

柿崎さんご本人。工房にて

そんな中でご縁をいただいたのが、江別で工房を構えている
柿崎均 (ひとし) さんです。

実は柿崎さん、和モダンでもお取り扱いしている
深川硝子工芸さん(当時は井田硝子(株)さん)とつながりのある方なんです。

深川硝子工芸さんってもともとは東京に工房があったんですが
柿崎さんはその東京時代に修業をされていたそうで。

そこからさらに海外へ渡り、アメリカやフランスなどでもガラス制作を学ばれています。

なので、日本の技術だけではなく、海外の感性や空気感も自然と作品に混ざっているんですよね。

でも、それを“海外っぽい”で終わらせる感じではなくて。

ちゃんと柿崎さん自身の世界観として落とし込まれているのが、
とても素敵だなと思っています。

持った瞬間、「軽っ」って声が出ました。

実際にグラスを持たせていただいた時、最初に出た言葉が、

「軽っ。」

でした(笑)

本当に、おもちゃみたいな軽さなんです。

しかも、私そんなに手が大きい方ではないんですが、持つと不思議なくらいピタッと手に馴染むんですよね。

あと、飲み口がすごく薄い。

だから飲み物がすっと入ってきて、とにかく口当たりがやわらかいんです。

これ、絶対麦茶おいしいと思います(笑)

もちろんお酒も合うんですが、普段の飲み物こそ楽しんでほしいなって感じるグラスでした。

実は、意外と割れにくいそうです。

「こうやってやっても割れないんですよ」って柿崎さんを真似て
少しコツコツして見せたら、他のスタッフに止められました(笑)

でも実際、柿崎さんがおっしゃっていたのが、

「ガラスは外から加わる力には意外と強い」

ということ。

ガラスが少ししなることで、力を逃がしているんだそうです。

ただ逆に、グラスの内側から外側へ押し広げるような力には弱いらしくて。

なので、洗う時に中でグッと力を入れてしまうと、パキッといってしまうこともあるそうです。

つまり結論は、“優しく洗う” です。

ちょっと丁寧に扱う時間も含めて楽しむものなのかもしれませんね。


北海道の作家さんたちと、一緒にできることを。

今、柿崎さんには新しい作品制作もお願いしています。

金箔を使った片口や、ぐい呑みのセットなど。
これからの季節、冷酒なんかと合わせて楽しんでいただけるものになりそうです。

そして今後は、作品のお取り扱いだけではなく、

  • 個展

  • ワークショップ

  • 作家さんとお客様が交流できるイベント

なども少しずつできたらと思っています。

作家さんたちが、お客様と直接お話できる場所って、北海道ではまだそこまで多くない気がしていて。

だからこそ、この空間を通してものづくりとの距離をもう少し近づけられたら嬉しいです。

全国の工芸を大切にしながら、
同時に、北海道で生まれているものづくりにもちゃんと光を当てていく。

そんな場を、少しずつ作っていけたらと思っています。

ぜひ今後の展開も、楽しみにしていてください。

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